慶應大学ラグビー部OBの方たちが中心になって昭和４４年に設立した「さくら会」という名の交流会に、私が参加したのは昭和５7年２７歳のことでした。

　昭和６３年にリゲインのコマーシャルソング「２４時間働けますか」がヒットしますが、昭和５７年当時、すでに残業１００時間超が当たり前の時代。「さくら会」に集う企業戦士たちも、働く、働く、働く、飲む、飲む、飲む。そして社会を、政治を、時代を、スポーツを語る、討議する、聴く、考える。会の中では最年少の私の意見も真剣に聞き、討議し、意見を返してくれました。

　「さくら会」は毎月定例会を開催します。企業経営者、管理職、労働組合委員長、野村證券、ホテルニューオータニ、西友、ダイキン等々のサラリーマン、自営業、士業他様々な職種のが月に一回集い、ゲスト講師のお話を聞いてそのあと討議に移ります。

　ビジネスを目的とした異業種交流会とは異なり、全会員が自分の体験、経験、知識、技能、考えを惜しみなく吐き出すサロンであり交流会です。

　そして現在の私を作り上げていただいた原点です。